前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

【企業分析】ベガコーポレーション(3542)

1.はじめに

今回はベガコーポレーションの企業分析をしようと思います。世の中には色んな企業があるんだなぁと1つ学びがあったので。

2.事業概要

ベガコーポレーションは家具インテリアECのLOWYAを展開している企業です。東証マザーズに上場しています。

3.業績分析

最新の決算発表は5/14(金)の2021年3月期本決算です。通期の業績を見てみましょう。2022年3月期は来期の会社業績予想です。

通期業績 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
売上高 13,570 19,313 19,000 ~ 20,500
(前期比) 1.9% 42.30% -1.6 ~ 6.1%
営業利益 116 1,824 1,000 ~ 1,300
経常利益 146 1,851 1,030 ~ 1,330
当期純利益 40 1,159 618 ~ 798

2021年3月期は大幅な増収増益で凄いと思います。一方で来期は売上高は現状維持、各利益は全て大幅減益になっています。ちなみに、業績予想に範囲指定をしている決算短信は初めて見ました。株探の業績推移欄は売上高19,750となっていて、中央の値が使われることが分かりました。

4.財務分析

貸借対照表も見てみましょうか。

  • 資本金が約1.5億円増加している。
  • 現金が約17億円増加している。

2021年3月期の大幅な利益により現金が増えています。資本金の増加は譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行*1の影響ですかね。微妙に数字は一致しませんが、8/13に約2.4億円分発行されています。

5.社長の人柄

たまには社長(浮城智和 氏)の人柄にでも触れてみましょうか。こういう事をする人です。

次に、債務超過に陥っている株式会社ホープの開示情報から2つご紹介。

三者割当による株式、行使価額修正条項付第9回新株予約権及び無担保社債(私募債)の発行に係る払込完了に関するお知らせ*2

[発行日:5/17]


三者割当の方法により、以下のとおり割り当てます。
(発行価格:1,211円)
福留大士:247,800 株
浮城智和:82,600 株

三者割当により割り当てられた株式の譲渡に関する報告書*3

[発行日:5/21]


2021 年5月 17 日に第三者割当により割り当てた当社株式の割当先から、当該株式について、下記のとおり譲渡した旨の報告がありましたので報告いたします。

  • 氏名:浮城智和
  • 割当株式数:82,600 株
  • 譲渡先:市場売却のため不明

こういうことをする社長です。(大事なことなので二回言いました)

ちなみに5/17~5/21のホープの株価の最安値は1,253円です。たった数日で、ホープ向けの資金を調達しながら、自身は市場から約3百万以上抜き取った事になりますね。流石は社長、素晴らしい手腕ですね。(棒読み)

6.チャート分析

せっかくなのでチャートも分析してみましょうか。もちろん、ベガコーポレーションの。

f:id:mizuna_kaede:20210522202658p:plain

8月に最高値を付けた後はずっと下落し続けている状況です。それは当然のことで、7/31の1Q決算発表で非常に良い業績を出した後は、チャートと同様に四半期の業績が下落しているからです。

それはそれとして、今度はベガコーポレーションの開示情報を1つご紹介。

譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行に関するお知らせ*4

[発行日:7/14]

  • 払込期日:2020年8月13日
  • 発行数:当社普通株式 165,000 株
  • 発行価格:1株につき1,454円
  • 割当対象者:

株式保有の変更報告書によると、社長の同社保有数は以下のようになっていますね。

  • 義務発生日:2019/05/31 保有株数 6,550,500株*5
  • 義務発生日:2020/08/19 保有株数 6,540,500株*6

増えたはずの9万株はどこ行きましたかね。むしろ何故か1万株減ってるんですけどね?そういえば、8月って御社の株が急騰したタイミングでしたよね。もしも、全て市場売却したのなら、3/19の安値は3,315円なので約1.9億円くらい市場から抜き取った事になりませんかね?((3,315-1,454)×100,000)

とはいえ、報酬制度の導入自体は5/15開催の取締役会で提示され、6/23開催の株主総会を経て、その結果としての正当な報酬なのでしょう。正当な報酬で、市場売却したかどうかも定かでは無いですけど、前述の事を考えると実際の所どうなのかなと思っちゃいます。ホープの件は真っ黒だと思いますけどね。違法ではないだけで。

7.おわりに

社長の行動に言及したのは今回が初めてです。本題の前座として分析を少しだけしましたが、2021年3月期の決算が良かったことは事実です。1Q決算付近でベガコーポレーションの業績が凄いという話を耳にして、買うかどうか検討したくらいです。結局買いませんでしたが。

そして、今後の業績も株価もどう動くかは分かりません。社長がどうあれ、業績が良ければ再度株価は上昇するでしょう。今のうちに保有していれば、また上昇するかもしれません。

もっとも、私はそれこそ社長のやり方がどうかと思いますので、仮に業績が良くなろうとチャート形状が良くなろうと同社の株は買いません。それを思い出せるようにするためにも、忘れないうちに記事にした次第です。

なお、本記事は本銘柄の売買を推奨するものではありません。売買を止める意図もありません。最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします。