前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

投資書籍を読む ~長期投資のワナ~

1.はじめに

今回は「長期投資のワナ ほったらかし投資では儲かりっこない」という書籍を読んだので感想文を書きます。

2.書籍の概要

セゾン投信を運用販売し、その代表取締役社長でもある中野晴啓さんの著書です。本書は、投資信託として一般的に販売されている各商品について分かりやすい解説と、長期投資観点でどのように投資信託を購入および管理するのかという具体的な話が書かれています。ただし、どのようなポートフォリオがよいのかという話はありません。

また、銀行などの金融機関やFP(ファイナンシャルプランナー)の紹介する投資信託について、それが「売り手」側の都合のよい商品である可能性が高いので注意することというような話も書かれています。「売り手」側の事情も合わせて書いてあり、全体的に主張を理解しやすい良書でした。

3.自分の考え

本書で学んだ事は大きく3つありました。1つ目は「リバランスのタイミング」です。本書を読む前はポートフォリオのリバランスのタイミングは早ければ早いほどよいと考えていました。しかし、「株式が暴落した時に株式を買ってポートフォリオを調整した後、株式が上昇を始めたらすぐ売るのか?それでは意味がない」というような説明を見て、自分の考えは間違っていたと考えました。なので、DC年金の運用は基本的に3か月単位でリバランスしていくことにしました。

2つ目は「経済に関係する業種の担当範囲」です。「エコノミスト」や「アナリスト」、「ストラテジスト」が具体的に何を専門としているのか、それをこれまで知りませんでしたし、調べてもきませんでした。これからは、経済ニュースを視聴する際に、コメンテーターの意見が有効なのかどうか区別できそうです。ここで各業種の詳しい話はしません。検索すればすぐに出てくる情報ですので。

3つ目は「長期投資は安くなったら買い、高くなったら売る」ということです。何を当たり前なことを言っているのかと思うかもしれません。しかし、私がこれまで勉強してきた結果、短期投資であれば「買われたら自分も買い、売られたら自分も売る」べきと考えていましたし、それは今でも変わっていません。「逆張り」ではなく「順張り」が大事で、トレンドに乗る重要さも理解しています。

本書の言う長期投資は「業績などから算出した目標株価よりも安くなったら買う」という話です。なので、目先の株価が下がったから買い向かうという話ではありません。また、現在株価が目標株価以下なのであれば、株価が下がり続けていても、買い向かう大事さも紹介していました。逆に目標株価を大きく上回ったのなら長期投資であっても売るべきという話もありました。

現在、長期投資として持とうとしている銘柄もあるので、まずは目標株価を考えてみようと思います。ただ、個人投資家としては継続保有条件のある株式優待は貴重だと思うので、それも考慮した上でどうするべきか考えようと思います。

4.おわりに

これまで、割安株投資、成長株投資、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析など、様々な投資手法の書籍を読んできましたが、これはまた一風違う運用方法で新しく学ぶことも多々ありました。本書は分類わけするのであれば割安株投資に属すると思いますが、「売る」と明言しているのは今のところ見ていません。他の割安株投資はだいたい割安に買って配当によるインカムゲインで資産を増やすという話が多いイメージです。もっとも、割安株投資の本を多数読んでいるわけではありませんが。

インデックス投資中心の人も個別株で長期投資している人も参考になる一冊だと思います。興味があれば手に取ってみてはどうですか?