前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

お勧めの投資書籍について

1.はじめに

今回は株式投資を中心に投資に関係する書籍の紹介と、その概要説明をします。閲覧者多く無いですし、少なくとも今はAmazonのアフィとか付けてないので、安心(?)してください。

2.投資の基礎知識を学ぶ

まずは「株とは何か」ということを知るべきです。私は以下の本を教科書として基本的なことを学びました。

いちばんカンタン!株の超入門書 銘柄選びと売買の見極め方

いちばんカンタン!株の超入門書 銘柄選びと売買の見極め方

  • 作者:安恒 理
  • 発売日: 2014/01/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
いちばんカンタン! 株の超入門書 改訂2版

いちばんカンタン! 株の超入門書 改訂2版

  • 作者:安恒 理
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

同じタイトルで片方は改定2版と書いていますが、かなり書いてある内容は異なります。前者は業績とチャートに関する基本的な情報が書いています。後者は株保有のメリットや株取引のシステム、そして株取引における考え方も書いています。

次にお勧めしたい本が以下の本です。

臆病者のための億万長者入門 (文春新書)

臆病者のための億万長者入門 (文春新書)

  • 作者:橘 玲
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 新書

かなり大雑把に要旨を説明すると、「どの資産が高騰するかは誰にも分からないから、世界株ETFを買うか、もしくは実績を上げてきた米国株ETFを買え」という感じです。この本でも、他の多くの本でも書いてある「S&P500のインデックス投資のパフォーマンスに、長期間勝ち続けるファンドマネージャーはほとんど居ない」という話がその根拠になっています。

したがって、必死に個別株をやっても基本的には報われないと思った方が良いです。世界株ETFもしくは米国株ETFドルコスト平均法で買い増し続けて、好きなことに時間を費やす。これだけで比較的安全に資産を増やしつつ、幸せに暮らせるということですから。この話を知っても個別株投資をやりたい理由がある人だけ、この先の書籍を読んで学び、そして実践していくようにすると良いと思います。

3.個別株投資の手法を知る

個別株(ETF含む)の売買で稼ぐ方法は書店にある本の数だけ存在します。そのいずれもが著者が稼いだ方法であり、そして将来的に稼げる可能性も稼げない可能性もある方法です。常勝できる手法は無いと思った方が良いです。個別株投資の書籍(手法)は大まかに「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ分析」の2種類と、「成長株投資」「割安株投資」の2種類に分類できます。

主観になりますが、テクニカル分析や成長株投資寄りな本は「集中投資」を勧める傾向が強く、ファンダメンタルズ分析や割安株投資寄りな本は「分散投資」を勧める傾向が強いです。分散投資側は1つの銘柄に投資した場合はその銘柄が下落しただけで資産の大半を失うから避けるべきという意見。集中投資側は暴落時には全ての株が値下がりするのだから、タイミングを見て投資して不要な時には資金を引き上げるという意見のようです。

多くの人が様々な考えで市場に集まって株の売買をしています。実践するかどうかは別として、参加者の戦略を知っておいて損はありません。前置きは長くなりましたが、本の紹介をしていこうと思います。

有名投資家Youtuberの「株の買い時」さんの著書です。名前の通り「成長株投資」の本です。ご本人の失敗談と成長株投資の優位性、銘柄探索や銘柄分析の具体的な手法まで、初心者でも分かりやすい文章で説明されています。株価チャートや決算書の実践的な読み方だけでなく、株探の紹介までしている個別株投資を始めるにあたり即戦力となる一冊です。

ベンジャミン・グレアム氏の著書で、割安株投資の名著です。具体的な方法は「証券分析」という書籍の本に書いてあるそうですが、そちらはまだ読んでいないのでこちらをご紹介。個人投資家のかぶ1000さんも本書の考え方をベースに投資をしているそうです。かぶ1000さんの著書も最近発売されましたが、こちらも未読です。

本書は米国企業の業績分析例が多く掲載されています。私は本書の説明を「本質的価値より安く購入できれば、株価が下落しても価値は損なわれない」ということだと理解しました。株式を「利子の代わりに配当を受け取ることの出来る債券」とみなしているようです。

世界一安全な株のカラ売り

世界一安全な株のカラ売り

  • 作者:相場師朗
  • 発売日: 2019/01/24
  • メディア: 単行本

ラジオ日経でも番組を持っていた「相場師朗」さんの著書です。テクニカル分析専門の一冊で、業績に関する内容は一切掲載されていません。正直、テクニカル分析関連の書籍はWebを検索すれば容易に出てくるような内容しか書いていない書籍もそこそこありますが、本書は詳細な考え方が書いてあって非常に勉強になります。ただし、一般的では無い独自の用語が多く出てくる点には注意。

「相場師朗」さんは多くの書籍を出版されていて、私は他に「株は技術だ!」も読みましたが、こちらの本の方が理解しやすかったです。

バークシャー・ハサウェイの会長で投資家のウォーレン・バフェット氏の投資手法が紹介された一冊です。グレアム氏の弟子ということらしく、株式を債券と見立てて分析する点は同じようです。本書は企業分析の考え方だけでなく、分析に値する企業なのかどうかという判断基準と、将来の業績を考える具体的な計算式が紹介されていて実践的な内容になっています。ファンダメンタルズ分析を重視する個別株投資家の即戦力となる一冊だと思います。

ミネルヴィニの成長株投資法

ミネルヴィニの成長株投資法

オニールの成長株発掘法 【第4版】

オニールの成長株発掘法 【第4版】

  • 発売日: 2013/01/25
  • メディア: Kindle

続けて2冊紹介しましたが、どちらも成長株を探し出してタイミングを見て集中投資する投資手法を解説した本になっています。ファンダメンタルズもテクニカル(チャートパターン)も自身の考え得る最高の状態で一気に勝負する、という考え方になっています。

ウォール街ファンドマネージャーで現在は投資家Youtuberとして積極的に活動されている「高橋ダン」さんの著書です。考え方は「商品や不動産も含めた全ての資産に対しての分散投資」になっています。それに加えて短期投資も適宜行って投資結果の変動幅を小さくすることを勧めています。本書の内容は投資の話だけではなく、資産形成の考え方から、短期投資の分析手法、投資に役立つ生活習慣についても解説しています。

低位株待ち伏せ投資――10万円から始める毎年5割高ねらいの株式投資法!

低位株待ち伏せ投資――10万円から始める毎年5割高ねらいの株式投資法!

  • 作者:吉川 英一
  • 発売日: 2016/12/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

定位株の急騰を忘れられない、そんな方にお勧めの一冊。定位株に対してどういう方法で戦っていくべきなのか、避けるべき状況や状態なども説明しています。私は安定した値動きの銘柄の方がリスク管理しやすいので、この書籍は読みましたが実践はしていません。

私は他にも色んな投資書籍を読んできました。参考までにタイトルの紹介だけしておきます。上から順にお勧めで、いまいちだったのは除外しています。

  • デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術 (オリバー・ベレス)
  • ゾーン「勝つ」相場心理学入門 (マーク・ダグラス)
  • 週55分で、毎週5万円儲ける株 (藤本 誠之)
  • 株でゆったり月20万円「スイングトレード」楽すぎ手順 (尾崎式史)
  • 株式投資 これだけはやってはいけない (東保裕之)
  • 勝つ投資 負けない投資 (片山晃、小松原周)
  • エナフン流株式投資術 (奥山月仁)
  • 10万が100万になる株の本当の探し方 (すぽ)
  • 日本株を動かす外国人投資家の儲け方と発想法 (菊地正俊)
  • 「超高配当株」の探し方 (菅下清廣)
  • これから3年、史上空前のデジタルバブルで資産をつくりなさい (菅下清廣)
  • 株の大暴落で勝つ (サンチャゴ) ※Kindleのみ
  • 100万円を1年で1億円にする悪魔の投資術 (太田晴雄)

4.金融・経済・会計を理解する

実際のところ、投資手法を知るだけではなかなか勝率は高まらないと思います。ファンドマネージャーと一般的な個人投資家を比べると、金融・経済・会計に関する知識に大きな差があってファンダメンタルズ分析の面で不利だと言えます。成長株投資の書籍だとPERは無視した方が良いだとか、テクニカル分析の書籍だとそもそも業績を見ないだとか考え方は様々です。

私は「判断材料は多い方が良い」と考えています。「知らない」のと「知っているけど無視する」のとでは大きな違いがあります。何かを知らずに投資するということは「チョキの存在を知らずにじゃんけんする」ようなものです。

株式を含む金融とは何か、金融商品には他に何があるか、経済と株式会社にはどういう関係があるか……。知っていれば、相場の状況や投資すべきテーマなど、投資をする上での視野が広がります。それでは書籍の紹介に移りましょう。

「マンガで」と書いてあって緩そうに見えますが、中身は文字でびっしりで金融と投資の解説が充実しています。キャラが対談形式で説明している箇所もあり、初心者の疑問を順番に解決していく流れは理解をスムーズにしてくれます。本書だけでもそれなりに知識は得られますし、他の硬派な本を読む前の事前準備としても使える一冊です。

キーワード:金融、株式、債券、為替、財務、資産形成

タイトル通り企業の財務諸表に関する読み方を解説した書籍です。図が多く、要点も分かりやすく書いてあり、取っつきやすい本です。用語の意味だけではなく「どういった貸借対照表が優良なのか」という考え方を学ぶことができます。

キーワード:財務諸表、銀行借り入れ、経営

デリバティブのプロが教える 金融基礎力養成講座

デリバティブのプロが教える 金融基礎力養成講座

  • 作者:田渕 直也
  • 発売日: 2009/04/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

金融商品の詳しい仕組みを解説している本です。一般的な個人投資家がまず取引しない商品も解説しています。前2つの本と比べると硬派な本で教科書的な内容になっています。インフレやデフレ、過去のバブル崩壊がどういうものであったかを学ぶことが出来ます。

キーワード:金利金融商品、経済、金融サイクル、バブル

ヤバい決算書 (日経ビジネス人文庫)

ヤバい決算書 (日経ビジネス人文庫)

今までの本が教科書とするなら、こちらは財務の実践的な解説本になります。コロナで倒産したり事業が厳しくなった企業の財務について、事業セグメントにも踏み込んで実態がどうだったかを詳しく説明しています。

キーワード:業績、破綻、倒産、粉飾決算

他に以下のような本も読みました。一部の本は内容うろ覚えなので、そのうち読み返したいと思います。

  • 高校生のための経済学入門 (小塩隆士)
  • 「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書 (西山茂)
  • 会計超入門!知識ゼロでも2時間で決算書が読めるようになる! (佐伯良隆)

5.おわりに

ここまで投資とそれに関係する本を紹介してきましたが、役立ちそうな本はありましたでしょうか。これを見て勉強しようと少しでも思って貰えたら幸いです。私は投資・金融・経済の基礎はある程度理解できたかなと思い、次のステップとして各業界(例えば旅行業界)の仕組みを解説している本に手を伸ばしています。

今回は投資書籍と銘打ったのでそれらの本を紹介しましたが、私はもともと最初から株式投資をしようとしていたわけではありません。副収入を得るためには何が良いかということを考え、様々な本を読んで行き着いた結果が株式投資だったという話です。

最後に株式投資以外で読んだ本の一部をご紹介して、この記事は終わりにしようと思います。

  • "投資"に踏み出せない人のための「不労所得」入門 (加谷珪一)
  • 稼ぐ人が実践しているお金のPDCA (冨田和成)
  • お金に困らない人の投資の考え方 (八乙女暁)
  • 本当にお金が増える投資信託は、この10本です。(篠田尚子)
  • 一番売れてる月刊マネー誌 ZAIが作った「FX」入門 (ダイヤモンド社)
  • 超ど素人がはじめる不動産投資 (弦本卓也)
  • 通貨の凋落で金急騰がはじまる! (亀井幸一郎)