前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

日経平均はバブルなのか考察してみる

1.はじめに

日経平均がついに3万円に到達しましたね!喜ばしいことですが、一方で景気に見合わない株高やらバブルやら色んな話が各方面から聞こえてきます。今回は2つの観点で日経平均がバブルなのかどうか考えて見たいと思います。

2.過去のバブルから考えてみる

歴史を振り返ると、日本も世界も多くのバブルと大暴落を繰り返しています。過去のバブルの状況と現在の状況を比べて、同じような状況ならばバブルと判断できると思います。それでは、それぞれPERとPBRで比較してみましょう。

- 日経平均 PER PBR
昭和バブル*1 ¥38,915.87 61倍 5.6倍
ITバブル*2 ¥20,833.00 305倍 2.72倍
ライブドア・ショック ¥16,268.03 22.92倍 2.48倍
パリバ・ショック ¥17,170.59 18.46倍 1.95倍
リーマンショック ¥8,276.43 10.61倍 0.98倍
コロナショック(直前) ¥23,386.74 14.41倍 1.13倍
現在(2/18) ¥30,236.09 22.59倍 1.31倍

昭和のバブルと比べると現在の株価はかなり割安であることが分かります。現在の経済状況を基準に昭和同様のバブルが発生したとするならば、日経平均株価はPER基準だと81,646円、PBR基準だと129,253円になっていることでしょう。

一方で○○ショックはPERやPBRで判別しても無駄そうに見えます。そもそも、コロナショック発生時点で日経平均はかなりの割安水準です。ただし、さすがにコロナショック発生前よりは割高であると言えるでしょう。

ちなみに、約1か月前の1/15(金)の日経平均は¥28,519.18でPERは26.11倍となっています。PER観点では3万円到達した現在の方が割安になっています。これは、コロナ対策が進んだ結果、1~2月の決算発表で業績を上方修正する企業が増えたためです。徐々に景気は良くなってきていると言えるでしょう。

3.現在の構成銘柄から考えてみる

日経平均は採用銘柄225社の株価の単純平均(厳密には少し異なる)で算出されます。そのため、日経平均は値嵩株の影響を大きく受けます。値嵩株が下落すれば日経平均も下落しやすく、値嵩株が上昇すれば日経平均も上昇しやすいです。例えば、本日(2/18)はファーストリテイリングだけ日経平均を169.25円も押し上げています。

値嵩株が割高なのかどうかを確認することで、バブルかどうか考えて見たいと思います。今回は上位10社の株価とPER、PBRをリストアップします。

銘柄 株価 PER PBR
ファーストリテイリング 107,350 66.4倍 10.99倍
東京エレクトロン 42,880 29倍 7.45倍
ファナック 29,050 63.2倍 4.06倍
ダイキン工業 23,255 45.4倍 4.38倍
信越化学工業 18,540 27.2倍 2.81倍
東海旅客鉄道 17,740 算出不可 0.94倍
TDK 16,120 26.8倍 2.26倍
富士通 15,735 17.7倍 2.34倍
ソニー 12,000 13.7倍 2.75倍
ソフトバンクグループ 10,340 算出不可 2.41倍

東海旅客鉄道は今期の業績予想が赤字、ソフトバンクグループは非開示のため、それぞれPERが計算できません。株価上位7社はPER20倍(赤字含む)以上でそこそこ割高になっていることが分かります。

そして、1位のファーストリテイリングは昭和バブル時のPERやPBRすら超過している上に、株価の都合でソニーソフトバンクグループより10倍の影響力があることを考えると、構成銘柄の観点ではバブルとも言えそうな気がします。

4.おわりに

今回はこれで終わります。最終的な答えは出しません。これらの情報から自分でバブルなのかそうでないのか、株価が上がるのか下がるのかを考えるべきだからです。

さらに言えば、上がるか下がるかを予想するのではなく、株価がどう動いても大乗なように、上昇時と下落時、横這いのそれぞれの行動パターンを予め用意しておく事が大事でしょう。

株価が上昇すること自体は喜ばしいことなので、これからもどんどん上昇して、日々のニュースで取り上げられるようになると良いですね!