前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

タカラトミーの21年3月期3Q決算について

1.はじめに

今回はタカラトミーの決算発表についてのお話です。事前に1000株程仕込んでいて、その結果も合わせて紹介します。

2.事前の分析と計画

タカラトミーの株を買い付けして決算持越ししようと思ったのは1/20(水)のことでした。日経ラジオを聞いていると、タカラトミーの発売した「ボトルマン」がネット予約の注文殺到によりサーバーが落ちるほどの売れ行きだ、という話題*1がありました。子供向けのおもちゃにこれほどの人気が出ることはあまりないことだと思ったので、タカラトミーを仕込むべきかどうか調べてみることにしました。

まずはボトルマンの発売日の確認をしました。発売日は10/24だったので、これで少なくとも2Q決算の売上には計上されておらず、3Q決算から計上されることがわかりました。

次に営業利益について、上期の業績実績値と、下期および通期の会社予想値を確認しました。

  • 上期実績値:18億 (2Q単独は24億)
  • 下期予想値:36億
  • 通期予想値:55億

3Qと4Qの利益を低めに見て、どちらも2Qと同水準の営業利益になったと考えても、18+24×2=66億となり業績予想と11億程の差が発生していることがわかります。この時点で通期業績予想がおそらく上方修正されるであろうと推測出来ますし、本当に「爆売れ」しているのだとすれば業績発表がよりよい結果になるとも考えられます。

次に株価の状況を確認しました。まずはコロナショックから株価が戻っているかどうか。戻っていなかったので、株価の上昇余地は残っていると考えました。

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そして、1/20時点の直近の株価推移は2Q決算から下落して底練りしているような状態であることもわかりました。銘柄の材料ニュースにも取り上げられていなかったこともあり、株価には織り込まれていないと判断しました。(縦の赤線が1Qと2Qの決算発表日)

最終的に1/20(金)から毎日寄付の成行で100株ずつ購入していくことにしました。この計画は予定通り実行し、2/3(水)に1000株の調達が完了しました。

3.実行結果と決算発表

調達完了する2/3(水)近辺から株価は上昇していき、発表前に想定外の株高となったので流石に若干不安になりました。その嫌な予感は発表当日になって現実のものとなり、前日比4(%)減とこれまでの上昇の大半を吹き飛ばす下落になりました。とはいえ今回は仕込みが速かったので現時点ではまだ1.7(%)の含み益が残っています。

そして大引け後に3Q決算が発表されました。3Q単独の実績は売上高:473億(-3.1%)、営業利益:60億(-5.4%)、最終利益:49億(2.1倍)となっていました。流石に2Q単独よりもしっかり利益が伸びているとはいえ、前年同期の売上高を超えていなかったという点で、「ボトルマン爆売れ」の日経ラジオのネタに対する分析結果は正しくなかったのでしょう。おそらく1商品が売上に占める割合の観点が不足していたことが原因だと思います。(販売数に関する情報は探さなかったのではなく見つけられなかった)

また、3Q連結決算の営業利益は78億、最終利益は54億となっており、通期業績の会社予想よりそれぞれ23億、24億も超過しているのに、「通期業績の上方修正なし」となりました。流石にこれには驚きました。4Q単体は大幅な赤字になるとでも言うのでしょうか……。

4.翌日以降の値動き予測と出口戦略

分析ついては失敗に終わったと考えていますが、一方で最終的な損益についてはまだ結果は出ていません。というのも、決算発表と同時に「自社株買い」の発表もあったからです。

今回の自社株買いの上限は50万株(5億円)に設定されています。ちょうど株価1000円で金額と株数が一致する計算になります。2/9の終値が920円なので1000円前後までは持ち上げるつもりだろうと推測できます。気配板の売り注文が全てとは思いませんが、参考までに確認したところ385,400株となっており、S高に設定された注文すらも全て消化できる設定値なので、1000円到達は現実的なラインだと思います。

そして、取得期間は2/10~3/31となっています。3/31までの開場日は34日であるので、500,000株をしっかり消化するのならば、単純計算で毎日14,705株ずつ買い付けされる計算になります。順調に行けば、19日(3/9(火))前後で1000円までの売り注文は消化されることでしょう。

出口戦略を考えて見ましょう。当初は市場の予想よりもそれなりによい業績が出る想定で、発表日の翌日に半分を手仕舞いして、残りは様子を見て100株ずつ手仕舞いするつもりでした。しかし、良い意味でも悪い意味でも予想は外れたので、自社株買いを念頭に入れ、株価1000円到達時点で500株を手仕舞いして残りは様子を見て順次手仕舞いしようと思います。途中で自社株買いの実施状況について発表があるかもしれないので。

5.おわりに

正直な話、今回はかなり自信がありました。よく話題になる半導体メーカーや業績の回復しつつある自動車メーカーと違ってほとんど話題になりませんし、同業種としても話題は鬼滅の刃ばかりで、完全に影に隠れていたからです。

しかし、結果としてみれば知識不足・経験不足・分析力不足であることを思い知りました。それでも、少しずつ分析スキルは向上してきていると思います。徐々にでもパフォーマンスを高められるよう、努力を継続していこうと思います。