前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

ナンピン買いのご利用は計画的に

1.はじめに

今回は株式投資におけるナンピン買いについて考えてみようと思います。私はうまく使いこなせないので極力使わないようにしていますが、ナンピン買いがどういうものかという振り返りと、もしも使うとしたらこうするという感じで話をします。

2.ナンピン買いとは

そもそもナンピン買い*1とは何ぞやという話からしましょう。ある銘柄の株を買った後、その株価が下落したとします。ここでさらに同じ銘柄を買い増しする手法をナンピン買いと呼びます。1回目より2回目の方が株価が安いので、平均取得単価が安くなります。例えば、5150円で100株購入した後に5000円で買い増しした場合、平均取得単価は5075円になります。

3.「単価」は減っても「損失」は減らない

ナンピン買いをすると平均取得単価が下がります。これで現在株価に対する取得単価は接近します。しかし、損失額に変化はありません。先ほどの例でいえば、ナンピンをしてもしなくても損失額は15000円のままです。

それではナンピン買いをすると何が変わるのか。それはリスクとリターンが変わります。以下の表を見てみてください。

- 取得単価 株数 損失額
口座の表示 5075円 200株 -15000円
現実 5100円 100株 -15000円
5000円 100株 0円

上記の表のように分けて考えると分かると思います。保有株数が増えています。当たり前だという指摘もありそうですが、大事なことです。株数が増えるということは以前よりも値動きの影響を大きく受けるということです。つまり、変わったのは「リスクとリターン」です。

ナンピン買いをしてもリスクとリターンが増加するだけなので、買った銘柄が下落したからといってナンピン買いをするのは危険です。そのため、私は極力使わないようにしています。買った銘柄が下落した時にすべき行動は、それ以上損失を拡大させないための損切りだと私は考えています。

4.ナンピンを計画的に

私が使わないようにしているというだけで、ナンピン買いも重要な売買手法と思っています。株価の底値や反発反落タイミングを間違いなく当てるのは誰にも出来ません。だからこそ、特定のタイミングで大きく買い込むことは誰にとっても大きなリスクを伴います。

このリスクは購入タイミングを分けることで低減できます。そして、平均取得単価を下げることで単発で購入するよりも利益を伸ばすことが出来ます。ただし、そのためには事前の計画が重要です。以下のチャートをサンプルに考えてみましょう。

f:id:mizuna_kaede:20210129201831p:plain

(A)の時点で20日移動平均線で陽線が出ているので「押し目買い」と入れようと考えたとしましょう。しかし、直近は大きく上昇してきているので、このまま下落していく可能性も充分あります。こういう時は「押し目買い」に使う金額と「ナンピン買い」に使う金額を分け、どのタイミングでいくら買うかを事前に決めてトレードをすると上手くいくと思います。

本銘柄を最大500株買うと決め、押し目からそのまま下落しても100日移動平均線(C近辺)は割らないと考えるのであれば、押し目(A)のタイミングで200株買い、その後以下のような戦略を採用することが出来ます。

  1. 想定通り反発した場合は任意のタイミングで利益確定。
  2. 下落した場合は100日移動平均線付近で反転したらナンピン買い300株を入れ、次の下落で利益確定。
  3. 想定外に下落し、そのまま100日移動平均線も割り込んだら損切り

1番は(A)時点で500株買うパターンと比べて利益額は6割減になりますが、利益自体は獲得できます。逆に3番は(A)時点で500株買うパターンと比べて損失額を6割減に抑えて撤退できます。そして、肝心の2番の場合、(B)の時点で300株ナンピン買いしたとして、2200円で手仕舞いしたとしたら、以下の表のような結果になります。

- 取得単価 株数 損益額
1発買い 2430円 500株 -115,000円
ナンピン買い 2430円 200株 -46,000円
1600円 300株 120,000円

このような戦略を立ててするのであればナンピン買いも有効と言えると思います。とはいえ、このサンプルも説明しやすいチャートを持ってきて分析しているだけなので、実戦で上手くいくとは限りません。例えば、(B)時点で反発したとしてもすぐに反落する可能性もあります。2000円近辺で反発したのでナンピン買いしたら、そのタイミングからさらに下落することもあるでしょう。

私はこれらを全て想定して適切に対応するほどの技量は持ち合わせていないので、損切りすることにしています。

5.おわりに

こんな説明を書いていますが、私はトレードが上手く出来ているとはいえません。初心者向けに書かれた投資本の注意事項を守らずに損失を拡大させたことも多々あります。ナンピン買いもいずれは使いこなせるようになりたいですが、相応の実力を身に着けるまでは不用意なポジションの追加をしないよう注意して売買しようと思います。