前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

積立NISAの出口戦略を考えてみる

1.はじめに

これまで資産形成をどうするかについては何度か考えてきました。しかし、貯めた後のことは考えていなかったので、少し計算したり考えたりしてみました。

2.積立NISAの資産額の想定はいくらか

まずは積立NISAの非課税投資枠である40万円分の投資信託を毎年購入した場合、最終的な資産額がいくらになるのかということから考えてみます。ある程度計算を簡略化するために、以下の条件で計算します。

  • 税金は考慮しない。(非課税期間終了後も税金を考慮しない)
  • 毎年の投資信託のパフォーマンスを5(%)とする。
  • 資産形成期間を20歳から60歳までの40年とする。

この条件で計算した場合、資産額は以下の表のように推移します。

年齢 積立額(万円) 評価額(万円)
20 0 0.00
25 200 232.08
30 400 528.27
35 600 906.30
40 800 1388.77
45 1000 2004.54
50 1200 2790.43
55 1400 3793.45
60 1600 5073.59

この条件だと5073万円となることがわかります。もちろん、パフォーマンスが毎年+5(%)となることは絶対にありませんし、平均パフォーマンスが+5(%)だとしても、上記と一致しないことに注意してください。

3.積み立てた資産の切り崩しを考える

老後生活のために積み立てた資産は、年金の不足分を補うために徐々に切り崩していくことになります。しかし、退職後に一括で解約するのか、それとも必要な分だけ解約して運用を続けるのか、資産の振り分け方はいくつかあると思います。

退職金や年金支給額、老後の毎年の支出も人によって異なります。まずは資産をどのペースで消費していくのかを考えましょう。資産を10年から40年までのそれぞれの期間で使い切ることを想定して分配した場合、年間および月間で使用可能な支出可能な金額は以下の通りになります。

消費年数 10年 20年 30年 40年
年間支出額 507.36 253.68 169.12 126.84
月間支出額 42.28 21.14 14.09 10.57

日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳*1とのことなので、消化年数は20~30年を想定し、毎月14~21万くらいを消費するのがよさそうです。

また、各消費年数に対して、「毎年必要な金額分だけ投資信託を解約して、残りは全て投資信託で運用するパターン」と「半分は先に解約し、半分は解約した分を使い切るまでは投資信託で運用するパターン」を想定すると、資産の推移がどうなるのか見てみましょう。

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年間の消費金額を抑えて、極力投資信託のまま運用を続けると、資産は増えていくパターンもあることがわかります。年間の支出額より資産運用による増加額の方が多くなるためです。5073万円×5(%)は253万円であり、年間の支出がこれ以下であれば老後も資産は増え続けることになります。理論上は。

インフレによる物価(生活費)の上昇、受給できる年金額や制度の変更などは度外視していますし、投資信託の年間パフォーマンスなどかなり前提条件を固定しているので、上記は思考実験程度の検討結果でしょう。特に10年も経過すれば世界情勢や制度は大きく変化すると思います。資産形成に振り分けられる資金も人それぞれなので、自分の状況に応じて適切な出口戦略を考えるのが大事だと思います。

4.おわりに

私にとって老後はまだまだ先の話ではあります。しかし、投資で成功してFireするにしても、最後まで勤め上げて退職するにしても、いずれ老後は訪れるので、数年おきにこの観点も視野に入れた資産運用を考えてみようと思います。