前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

投資書籍を読む ~エナフン流株式投資術~

1.はじめに

今回は最近読んだ投資書籍についての概要と自分の考えを書きます。読んだ書籍は「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」です。

2.書籍の概要

書籍のタイトルに記載されていませんが、著者は「割安成長株投資」という投資手法について、そのために必要になる分析手法から一般家庭における種銭の作り方まで幅広く説明をしています。割安株と成長株は異なる性質の銘柄として比較されやすいですが、「割安成長株投資」では割安な内に中小型の成長株を購入すべきというのが著者の考えになっています。本書の投資手法はテクニカル分析の観点は存在せず、ファンダメンタルズ分析重視です。相場の説明として使う以外にチャートは登場しません。

この投資手法について、私は会社四季報決算短信から業績の推移を分析して期待する割安な成長株を探すという方法であると理解しました。特筆すべき点として、一般的な投資書籍で強く強調されている損切りに対し、成長株投資ではすべきでないこととして取り上げられています。その理由は「一時的に大きく下げることもあるが、成長が止まらない内は数倍や十数倍になることもあり、その機会を失ってしまうから」ということでした。

手法の解説は考え方の観点を説明した上で、具体的な銘柄を挙げて取り組み方法を説明する形になっていました。

3.自分の考え

私は本書を含めたファンダメンタルズ分析を重視する本について「効率的市場仮説」に対する解答があるのかないのかを意識しながら読むことにしています。ベテランのファンドマネージャーでも常勝は難しいということは周知の事実ですし、まして著者は本業ではないのですから勝率はより低くなると考えるのが妥当だと思います。だからこそ、「効率的市場仮説」に対する解答の有無が重要だと考えています。そして、本書にはしっかりとした答えが書いていました。

業績は良いのに市場に注目されていない銘柄を探すこと、業績に関係のない材料で株価が下落した銘柄を探すこと、自分の仕事や趣味など興味の深い分野で勝負すること、日々の生活の変化から業績に影響しそうな材料に気付くこと。こういう観点で取り組めば常勝とまでは行かないまでも、勝率はかなり上がりそうです。これらの観点は多くの銘柄と大きな資金を取り扱わなければならないファンドマネージャーには難しい要素でしょうから。

手法のプロセスも強く紹介されていましたが、部分的に1取引での流れではなく、精神面も含めた投資行動自体の考え方を説明した物でした。得意とする分野で成長しそうな株を、相場の状況を把握しつつ振り回されないようにして、成長過程を四季報などでしっかり分析して投資する。まとめるとこういうことだと思います。

4.おわりに

しばらく間が空きましたが久しぶりに再開しました。読者に役立つことも意識して記事を書こうと意識した結果、1つの記事を完成させるのにかなりの時間と気力が必要になったからです。

もともと自分の勉強結果をアウトプットする場所ですし、これからは自分のための記録として記事を書きます。他人の勉強になるかどうかは気にしないことにします。当面は自分の投資行動の記録と、読了した投資書籍の読書感想文になる予定です。

参考までに書籍のリンクを置いておきます。興味があれば手に取ってみると良いと思います。