前のめりSE投資家の勉強ノート

将来の資産形成を目的として、株式や債券など様々な金融商品への投資をやっています。充分な利益を目指し、日々勉強しています。

株式投資の手数料を0円に!~現物取引の手数料を比較~

1.はじめに

投資(株取引)を始めるにはまず証券会社で取引口座を作らなければなりません。しかし、どの証券会社で口座を作れば良いのでしょうか。その判断材料の1つが取引時の手数料になります。証券会社の取り分である手数料が高いほど、売買で得られる利益が目減りしてしまいます。今回は各証券会社の現物取引*1の手数料を比較してみます。まだ投資をされていない方の足がかりになれば幸いです。

2.現物取引の手数料プラン

現物取引の手数料プランは2種類存在します。1つは1回の取引ごとに手数料がかかるプランで、もう1つは1日に所定の手数料がかかるプランです。どちらの場合も約定金額*2により手数料が変動し、その約定金額の範囲と手数料そのものは証券会社ごとに異なります。

そのため、購入する株の価格帯、1日の売買数などにより、どの証券会社を選ぶべきなのか、どちらのプランを選ぶべきなのかが変わってきます。今回の結論を先に言うと、50万円以下の売買をする予定であればSBI証券の1日定額プラン(アクティブプラン)を選択するのが良く、50万円以上の株を買う時はライブスター証券またはDMM.com証券の約定ごとプランを選択するのが良いという調査結果になりました。それではそれぞれのプランの手数料について見ていきましょう。

現物取引(約定ごと)

先に約定ごとの手数料(税込)について比べてみましょう。まずは、SBI証券楽天証券ライブスター証券DMM.com証券GMOクリック証券の5社です。

約定金額 SBI
楽天
ライブスター
DMM.com
GMOクリック
5万円まで ¥55 ¥55 ¥96
10万円まで ¥99 ¥88
20万円まで ¥115 ¥106 ¥107
50万円まで ¥275 ¥198 ¥265
100万円まで ¥535 ¥374 ¥436
150万円まで ¥640 ¥440 ¥528
300万円まで ¥1,013 ¥660 ¥917
3,000万円まで ¥880
3,000万円超 ¥1,070 ¥977

この5社はいずれも手数料がかなり安い設定ですが、どの価格帯でも最安値設定になっているライブスター証券DMM.com証券がこの中でも特に優秀だと言えるでしょう。次に、マネックス証券auカブコム証券、岡三オンライン証券の3社を比べてみましょう。

約定金額 マネックス auカブコム 岡三オンライン
10万円まで ¥100 ¥90 ¥108
20万円まで ¥180 ¥180 ¥220
30万円まで ¥250 ¥250 ¥385
40万円まで ¥350
50万円まで ¥450
100万円まで 成行:¥1,000
指値:¥1,500
¥990 ¥660
150万円まで 成行:¥1,500
指値:¥2,250
¥1,440 ¥1,100
300万円まで 成行:¥3,000
指値:¥4,500
¥2,790 ¥1,650

マネックス証券はかなり特殊な設定で注文方法(成行/指値)*3で手数料が変わります。加えて、約定金額が100万円超過の場合、手数料は成行注文であれば約定金額の0.1(%)となり、指値注文であれば約定金額の0.15(%)となります。

auカブコム証券は50万円超過時の手数料は約定金額×0.09%+90円となっており、上限は¥3,690円に設定されています。岡三オンライン証券は300万円以降は100万円ごとに330円(税込)ずつ増加し、上限は¥3,300円に設定されています。

手数料という点で言えば、これら3社は前述の5社と比べて割高であることがわかります。なお、松井証券は約定ごとに手数料がかかるサービスの取り扱いがありません。

現物取引(1日定額)

次に1日で取引した合計約定金額で手数料が決まるプランの手数料を比較してみます。まずは、SBI証券楽天証券松井証券岡三オンライン証券から見てみましょう。

約定金額 SBI 楽天 松井 岡三オンライン
50万円まで ¥0 ¥0 ¥0 ¥0
100万円まで ¥838 ¥943 ¥1,000 ¥880
200万円まで ¥1,278 ¥2,200 ¥2,000 ¥1,430
300万円まで ¥2,158 ¥3,300 ¥3,000 ¥1,980

表の通り、約定ごとの手数料と比べて証券会社間でかなり異なる金額が設定されています。その中でもこの4社は50万円までは無料というところが最大の特徴です。

合計約定金額によって手数料が決まるので、各社上限は設けていないようです。唯一、松井証券は上限がありますが約定金額1億円超過で手数料10万円という富豪向けの設定になっていました。各社の所定約定金額以上の手数料計算は以下の通りになります。始めのうちはこの金額まで取引しないと思いますが、参考程度に見てください。

  • SBI証券:100万円以降は100万円増えるごとに440円ずつ加算。
  • 楽天証券:300万円以降は100万円増えるごとに1,100円ずつ加算。
  • 松井証券:200万円以降は100万円増えるごとに1,000円ずつ加算。
  • 岡三オンライン証券:100万円以降は100万円増えるごとに550円ずつ加算。

次に、ライブスター証券GMOクリック証券マネックス証券の3社を見てみましょう。

約定金額 ライブスター GMOクリック マネックス
20万円まで ¥440 ¥213 ¥2,500
(¥1,650)
30万円まで ¥305
50万円まで ¥438
100万円まで ¥660 ¥876
150万円まで ¥880 ¥1,283
200万円まで ¥1,100 ¥1,283
300万円まで ¥1,540 ¥1,691

この3社は必ず手数料が発生するため、前述の5社よりも厳しい設定であると言えます。この中で、ライブスター証券は50万円超過後の手数料設定は他社よりも割安に設定されており、日々の約定金額次第で有利なシーンがあるかもしれません。GMOクリック証券はどの価格帯でも割安とは言えませんが、300万円以降の追加料金が最安なので大金を動かす一部の専業トレーダーの方はもしかしたら使っているかもしれません。この2社の所定約定金額以上の手数料計算は以下の通りになります。

マネックス証券は¥2,500固定ではなく、300万円ごとに同額が手数料に加算されるようです。この手数料は条件付きで¥1,650になるようですが、それを利用できている人はいるのでしょうか。私にはわかりません。詳しくは同社のWebサイトを見てみてください。

なお、auカブコム証券およびDMM.com証券は1日定額の手数料プランは取り扱いがありません。

3.実際の取引を想定した手数料

各社の手数料設定を把握したところで、実際の取引で手数料がどの程度の額になるのか計算してみましょう。それぞれのプランで最安値となっているライブスター証券の約定ごとプラン時の手数料とSBI証券の定額プラン時の手数料を比べながら確認することにします。

まず、50万円までは、高い株価の銘柄を購入しても安い株価の銘柄を多数購入しても、手数料が0円であるSBI証券の手数料に軍配が上がります。例えば、1,000円の3銘柄をそれぞれ100株購入した場合は約定金額が10万円×3になりますから、ライブスター証券の手数料は88円×3=264円であるのに対し、SBI証券の手数料は0円になります。

一方で、1日の売買金額が50万円を超過する場合はライブスター証券の手数料が有利になります。6,000円の銘柄を100株購入した時のライブスター証券の手数料は374円であるのに対し、SBI証券の手数料は838円になります。2,000円の3銘柄を100株ずつ購入した時も同様で、ライブスター証券の手数料は198円×3=594円となるのでやはりこちらの方が安いということになります。

日々の約定合計金額はその人の資金量やトレード方針、最終的な目標によると思います。しかし、大半の人はSBI証券の定額プランで充分ではないでしょうか。なぜなら、50万円以下(5,000円100株)の上場会社は全体の約90(%)で、20万円以下では約70(%)、10万円以下でも約40(%)ほどになっています。つまり、50万円も枠があればだいたいの銘柄は購入できるということです。そのため、SBI証券もしくは他の「1日定額で50万円以下が手数料0円となっている証券会社」を選ぶのが良いということになります。投資に回せる資金が多い人は必要に応じてライブスター証券またはDMM.com証券の口座を開設するとよいでしょう。

4.終わりに

今回は証券口座を開設するにあたり、参考になりそうな情報を提示できたと思います。私も現時点で口座は1つしかありませんので、これを機に新しい口座を作ってみようかと考えています。また、証券会社を選ぶにあたり、以下も考慮したうえで最終的に判断すると良いと思います。

  • 取扱商品の種類の豊富さ(海外株、FX、投資信託先物取引
  • 信用取引*4時の手数料
  • 海外株取引時の為替を含めた手数料
  • 取引時に使用するWebページやスマホアプリの使い勝手
  • 提供されている経済ニュースや情報の豊富さ

各種手数料については別の機会にご紹介したいと思います。特に今回調査している際に「DMM.com証券は海外株取引の手数料が0円」という謳い文句を見かけてかなり気になったので、これについては近いうちに調べてみるつもりです。

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